美しいけど排除すべき黄色い葉
我が家のおうち植物「ウンベラータ」の葉が黄色くなってます。あまりにも鮮やかで汚い(枯れた)感じがしないので暫く放置していました。
明らかに正常ではない状態ですが、ウンベラータの葉が黄色くなるのは何故なんでしょう?
ウンベラータとは
ウンベラータ(正確な名前は「フィカス・ウンベラータ」です)はゴムの木の仲間の常緑高木で大きなハート形の葉は長さ30cm、幅20cm以上にも育ちます。
葉がハートのような形に見えるのと、「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」と縁起良い花言葉から特に女性からの人気が高い植物です。とても素敵な花言葉なので、家に置くだけでなく贈り物としても選ばれる植物なんですよ。
葉が黄色になる原因は
ウンベラータは熱帯アフリカが原産の植物のため寒さに弱く、生育の最低気温は12℃前後と比較的高めで、多くの場合は冬の寒さで葉を全部落としてしまいます。ウンベラータの葉が黄色くなるのは主に冬なので、冬越し中の環境の変化に葉を黄色くする原因があるようです。
①日光不足
植物は太陽の光を吸収して初めて元気に生きられます。葉の緑のもとである「葉緑素」が光と水と二酸化炭素で栄養を作っているからです。冬は光の強さもずっと弱まり、日照時間も短くなるため必要な栄養が作れずに葉が黄色くなることがあるのです。
②根詰まり
ウンベラータの株に対して鉢が小さいと根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりで葉が黄色になることもあります。
②寒暖の差
ウンベラータは気温が10度前後になると葉を黄色くさせてしまいます。外気がどのような温度になろうとも室温が15度以上を維持できるならまずまず大丈夫。
しかぁ~し!我が家のウンベラータはエアコンのない私の寝室に置かれておりまして、私は電気毛布のお陰で寒さをしのいでますが、ウンベラータは冷え切った室内(しかも冷気漂う窓際)で拷問のような夜を送っているのです。
今回の我が家のウンベラータの葉の変色の原因は、寒さによるものだと思われます。
黄色くなった葉は
そんなわけで「寒いよ~🥶」というウンベラータのSOSに気付けず、今回7枚の葉を失うことになったのですが、気温の変化での変色は問題なくちゃんと越冬させれば春には新しい芽が出るそうなので一安心です。
葉を剪定する
葉が黄色になっていることに気付いてからあれこれ工夫しても、もうその葉が元に戻ることはありません。黄色になってしまった葉は、あとは落ちるか切るかになります。
ウンベラータの手入れには「葉が黄色くなったら早めに切り取る」というのがあり、今回のように寒さで変色したり古くなった葉は自然に落ちますが、黄色く変色した葉を早めに切り取ることで、他の枝葉の元気を保つことができるのです。
元気な葉に影響を与えないためにも黄色くなってしまった葉は取り除くことにします😊
横から見ると下から順に黄色い紅葉が進んでる
黄色い葉を剪定します。幹との境目をした方向に力を加えるとポキッととれます。(ポキッとできない場合は葉の付け根をハサミで切ります)
ウンベラータの樹液
ウンベラータはゴムの木の仲間で枝を切ると切り口から樹液がでてきます。
葉を取っていたらウンベラータの樹液が手に付いてしまいました💦樹液はねばねばして擦っていると固まってきて洗っても落ちにくかったです。皮膚に付くとかぶれてしまう方もいるそうなのでウンベラータを剪定する際は皮膚や衣服に付かないように気を付けてくださいね。
あと、ウンベラータ等のフィカス属(イチジク属)の植物は犬や猫には毒となるので、ペットがいる環境では誤食に注意が必要のようです。
剪定後の日光浴
黄色い葉を取り去ったウンベラータです。
大きく立派な葉が無くなったので寂しい感じがしますが、これで残った緑の葉に栄養が惜しみなく行き渡ることと思います。
ぶっちゃけ私的には今の枝葉のバランスは嫌いじゃありませんが、これ以上失うのは不本意なので、日光浴と気温に気を付けながら冬越ししたいと思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました😊